1か月予報 太平洋側中心に降水量多い 沖縄・奄美の梅雨明けは7月か

tenki.jp tenki.jp

きょう24日発表された最新の1か月予報によると、この先1か月は、東日本や西日本の太平洋側を中心に降水量が多い傾向です。また、沖縄・奄美は7月初旬までは前線の影響を受けて、梅雨明けは平年より遅くなりそうです。

沖縄・奄美の梅雨明けは7月に入ってからか

きょう(24日)気象庁は最新の1か月予報を発表しました。
それによりますと、梅雨前線や湿った空気の影響で、この先、1か月の降水量は、東日本と西日本太平洋側、沖縄・奄美では平年並みか多い予想です。梅雨の時期、まとまった雨となる可能性があり、台風5号の動きにも注意が必要です。
先月5日ごろに梅雨入りした沖縄と奄美は、この先もしばらくは前線の影響を受ける予想で、曇りや雨の天気が続きそうです。そのため、梅雨明けは7月にずれ込んで、平年よりも遅くなる見通しです。(平年の梅雨明けは、沖縄は6月21日ごろ、奄美は6月29日ごろです。)
また、気温は、北日本では平年並みか高い予想で、沖縄・奄美は高い予想です。東日本や西日本は平年並みの予想ですが、平年並みといっても、7月に入ると最高気温は東日本や西日本で30度近くになります。梅雨の季節、湿度が高くムシムシとするため、熱中症の危険が高くなります。平年並みだからと油断せずに、熱中症対策を心がけてください。

1週目(6月26日~7月2日)

週ごとに詳しくみていきます。
梅雨前線が本州付近に停滞する予想です。北日本から西日本は、前線や湿った空気の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多いでしょう。また、太平洋側の地域では、梅雨前線の活動次第で大雨となるおそれがあり、注意が必要です。平年だと梅雨明けの時期を迎える沖縄・奄美も、前線や湿った空気の影響を受けて、雨の量が多くなりそうです。
気温は、北日本には暖かい空気が入りやすく、平年並みか高い予想です。沖縄や奄美は寒気の影響を受けて、平年並みか低い予想で、東日本・西日本は平年並みでしょう。

2週目(7月3日~9日)

2週目になると、太平洋高気圧が張り出しを強め、沖縄・奄美は平年と同様晴れの日が多くなる予想です。梅雨が明けて夏本番を迎え、夏空の広がる日が多くなるでしょう。一方、前線の影響を受ける北日本から西日本は曇りや雨の日が多く、北日本や東日本、西日本日本海側では、降水量が多い傾向です。西日本太平洋側は、降水量は平年並みの予想です。
気温は、北日本と東日本では平年並みか高く、沖縄・奄美は平年より高いでしょう。一方、西日本は平年並みの予想です。

3~4週目(7月10日~23日)

7月中旬になっても、北日本から西日本にかけては、平年と同様に曇りや雨の日が多い予想です。平年の梅雨明けは、九州南部では7月15日ごろ、九州北部や近畿、関東甲信では7月19日ごろです。梅雨が終盤を迎える時期ですが、梅雨末期の大雨には注意が必要です。
気温は、全国的にほぼ平年並みの予想です。東日本や西日本では最高気温が30度を超える日も増えてきます。夏本番はまだという所が多い見通しですが、熱中症対策を万全にしてお過ごしください。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース