関東甲信は記録的に遅い梅雨入りの可能性も 沖縄は梅雨明けが見えてきた 2週間天気

tenki.jp tenki.jp

今週は広い範囲で晴れて季節先取りの暑さが続きましたが、あす(12日)から天気の変わり目です。消滅していた梅雨前線が再び発生、西日本は梅雨空が戻り週末は大雨の恐れがあります。一方、関東甲信は梅雨入りのタイミングが難しく、記録的に遅くなる可能性も。来週、梅雨入りしないと、沖縄の梅雨明けと同時に関東甲信の梅雨入りということもありそうです。

12(土)~18日(金) 梅雨空戻るも一時的

西日本は、来週前半にかけて曇りや雨の所が多いでしょう。特に、あす12日(土)~13日(日)は、梅雨前線や湿った空気の影響で九州南部などで雨が激しく降る所がありそうです。関東~北海道はあす12日(土)は日が差しますが、13日(日)は寒気の影響で関東甲信を中心に大気の状態が不安定になります。急な雨や雷雨に注意が必要です。14日(月)~15日(火)は、西日本・東日本は雲が広がりやすく、雨の所があるでしょう。関東も雨が降る時間帯があり、ここが一つの梅雨入りのタイミングとなりそうです。ただ、梅雨前線は沖縄から日本の南に離れて停滞。梅雨前線による雨ではなく、上空の寒気や湿った空気の影響による雨となりそうです。16日(水)~18日(金)は九州~東北南部にかけて晴れて、梅雨空は続かない予想です。

19日(土)~24日(木) 梅雨前線北上 梅雨空続く

19日(土)以降は、日本の南の太平洋高気圧が強まり梅雨前線が北上、本州付近に前線が停滞する予想です。西日本・東日本は梅雨空が続き、ようやく関東も梅雨らしくなってきそうです。一方、沖縄の梅雨明けの平年は6月21日ごろで、このあたりから梅雨前線は沖縄から離れ、夏空が広がる予想です。もしかしたら、沖縄の梅雨明けと入れ替わるように、関東甲信の梅雨入りということになるかもしれません。

関東甲信 梅雨入りは?

関東甲信の梅雨入りの平年は6月7日ごろ。1951年の統計開始以来、梅雨入りが一番遅かったのは6月22日。もし、来週、14日(月)に梅雨入りすれば、2007年以来14年ぶりに遅い梅雨入りに。14日(月)に梅雨入りしなければ、遅い記録8位以内に入る可能性もあります。また、まだ梅雨入りしていない地域の平年の梅雨入りは、北陸6月11日ごろ、東北南部6月12日ごろ、東北北部6月15日ごろです。こちらの地域も、平年より遅い梅雨入りとなりそうです。
今年は九州北部~東海では、5月15日~16日に記録的に早い梅雨入りとなりましたが、東海地方と同じような天気傾向だった関東甲信でまだ梅雨入りの発表がありません。気象庁の梅雨入りの発表は速報値で、9月に実際の天気経過を考慮し確定値(統計値)を発表します。大きく修正される可能性がありますが、梅雨入りの発表云々に限らず、雨の季節に備えて側溝の掃除やハザードマップの確認などしておきたいですね。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース