ラーメン店に導入「配膳はロボットにお任せください」 店員負担軽減、コロナ感染対策にも

山陽新聞社 山陽新聞社

 人に代わって運びます―。岡山市のラーメン店に、配膳専用ロボットがお目見えした。東京の会社が開発した製品で、新型コロナウイルスの感染対策で店員と客の接触を減らすことなどを狙いに導入。スムーズな自律走行で動き回り、来店者の目を引いている。

 「お待たせしました」。料理をテーブルまで運んだロボットが客に声を掛ける。5月25日に開店した「麺酒一照庵 晴天櫓(やぐら)」(同市北区中仙道)は感染対策に加え、店員の負担を軽減しようと1台をレンタル。高さ約1メートルの円柱型で、直径約40センチのトレーを3段備えており、唐揚げやギョーザ、ご飯物といったサイドメニューの“配膳役”として働いている。

 店内6カ所のテーブル席や、定位置からの経路を記憶。店員が料理を載せて操作画面で目的地を選択すると、軽やかな音楽とともに走行する。到着すると音声で知らせ、料理を取ってもらう仕組み。器が離れると重量センサーで検知し、定位置に戻ったり次のテーブルに向かったりする。

 カメラやセンサーを搭載し、客や店員、障害物を避けながら動く。珍しさからスマートフォンで動画撮影する客も多いという。店主の大野浩史さん(37)は「1回の充電で約12時間休みなく働き続けてくれるので、助かります」と話す。

 人型ロボット「ペッパー」などを手掛けるソフトバンクロボティクス(東京)が、飲食業界の人手不足を改善しようと開発。「サービィ」の名称で、今年2月中旬から全国の焼き肉チェーン店やファミリーレストランなど100ブランド以上が導入しているという。

 県内では、「焼肉きんぐ岡山大供店」(岡山市北区大供)や「くらしき茶寮」(倉敷市平田)など4店も導入。他にも活用を決めている店があるという。

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