豆大福?それとも小鳥? シマエナガ写真家が投稿した「どっちかわからない」写真がSNSで話題に

中将 タカノリ 中将 タカノリ

豆大福?それとも小鳥?

なごり雪の中、木にとまっている謎のかわいい物体の写真がSNS上で大きな注目を集めている。この写真は写真家のやなぎさわごうさんが4月1日に自身の運営するTwitterアカウント「ぼく、シマエナガ。」 (@daily_simaenaga)に投稿したもの。

シマエナガとは近年、野鳥ファンなどの間で人気の極小サイズの可愛い小鳥。

白い羽毛と真っ黒な目、くちばしという模様ははたしかに豆大福に近しいが、この写真はいったいどちらなのか…。やなぎさわさんの投稿に対しSNSユーザー達からは

「もしかして私だけ、豆大福に見える魔法でもかけられてる?」

「これは掴まえても許されるのかな(笑)」

「この日に シマエナガ を視ると “ Big Lucky(大福)” が訪れるのですね。知らんけど…」

など数々のコメントが寄せられている。

やなぎさわさんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):豆大福ともシマエナガともつかぬ今回のお写真ですが…やはりこれは豆大福ですよね?

やなぎさわ:これまでもエイプリルフールにこのようなネタツイートを投稿していますが、シマエナガは豆大福に似ていると感じる方が多いのだと思いました。

中将:やっぱり豆大福でしたか…。近年話題のシマエナガですが、いったいどのような鳥なのでしょうか?

やなぎさわ:シマエナガ(島柄長/Long-tailed tit)とは日本では北海道に分布する野鳥です。その名のとおり、柄杓(ひしゃく)の"柄"のように"長"い尾が特徴で、約14センチの全長の半分を占めています。スズメよりも小さく、身体の部分だけでいえば日本で見られる鳥類のなかで最小です。

真っ白な顔に加えて、防寒のために羽毛のなかに空気を入れて膨らむ姿から、“雪の妖精”や“空飛ぶ雪だるま”などと呼ばれ、数年前からインターネットを中心に話題となっています。北海道では割と身近にいる野鳥ですが、成鳥でも手のひらにすっぽりと収まるほどの小さい身体と素早い動きで、その可愛らしい姿を肉眼でとらえることは難しく、地元でも実際に見たことのある方は少ないようです。

「やなぎさわごう」さん関連情報

公式サイト:http://shimaenaga.jp/inquiry
Twitterアカウント:https://twitter.com/daily_simaenaga
著作「空飛ぶ豆大福 きょうもシマエナガがかわいいね」(しずく書房):https://www.amazon.co.jp/dp/4991040523/
◇ ◇

やなぎさわさんは昨年、シマエナガ写真集「空飛ぶ豆大福 きょうもシマエナガがかわいいね」を出版したばかり。

見れば見るほど可愛らしいこの"豆大福"たちをぜひ多くの方にご覧いただきたいものだ。

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