自然災害は巨大な「有害超獣」のせい!? 画集「有害超獣極秘顛末書」出版 迫力満点の50体描く

山陽新聞社 山陽新聞社

 災害の要因は超獣!? イラストレーターのToy(e)(トイ)さん=ペンネーム、岡山市南区芳泉=が、架空の生物が自然災害などを引き起こす様子を表現した画集「有害超獣極秘顛末(てんまつ)書」(KADOKAWA)を出版した。2018年の西日本豪雨発生時、ボランティア活動に参加した経験などから、災害の恐ろしさを伝えようと迫力ある筆致で描いている。

 画集には、人間の生活を脅かす巨大な「有害超獣」約50体を掲載。フェリーを濁流に巻き込もうとする古代の魚竜に似た怪物や、ダムの水を飲み干すアリクイのような生物を紹介している。突風に見立て、空を飛び電波塔を破壊するエイの姿をしたものもいる。

 岡山市出身のToy(e)さんは自衛隊や工場勤務などを経て、17年にイラストレーターとしてデビュー。自衛隊時代に災害派遣され、西日本豪雨では同市内でボランティア活動。甚大な被害を目の当たりにし、災害の危険を目に見える形で表現しようと有害超獣シリーズを描き始めた。

 ツイッターに投稿した作品が編集者の目に留まり、20年5月に初の画集「有害超獣極秘報告書」を発行。絵の迫力や独特の世界観などが評価され、今月17日に続編を発刊した。

 同市中心部のビル街や倉敷市の工業地帯など県内の風景を参考にした作風も特徴。Toy(e)さんは「災害を身近なものとして考えるきっかけになれば」と話している。

 B5判144ページ。2838円。岡山県内の主要書店で扱っている。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース