マスクの下で進行していた「老化現象」…50歳をすぎて年相応かもしれないけれど 現実との折り合いの付け方

山本 美和 山本 美和

50歳を過ぎた頃から、鏡の中の自分に違和感を感じている。

記憶の中にある自分の顔と比べて、とても老けているように思えるのだ。

いつごろからこんな感じだっただろうか?気がついたら、自分でも軽いショックを受けるくらい、老いが進んでいるのを実感する。

年を重ねるごとに激しくなるアレルギーのため、ここ数年のスキンケアは牛乳石鹸の赤箱と食用のココナッツオイル、それにワセリンかそれに準ずるものを愛用している。自分には合っているようで、シミはあるが、肌の調子は良好だ。だけども、マスクを取ったときに現れるくっきりと深いほうれい線やその周りのゆるんだ頬を見ると、現実逃避したくなり、脳が自分の老化現象を拒否してしまうのだ。

「あれ?本当はもう少し若い感じのはずなのに、今日はどうした?」と。でもそれは、お酒を飲んだからとか、寝不足だからではなく、時間の流れとともにやってきた現実なのだ。

「やはり、コマーシャルとかでやっている、リフトアップ美容液を使わなければダメなんだろうか。」とぼんやり考えながら、鏡を見ながら頬を引っ張ってみる。ほうれい線がなくなるだけで、3歳は若返るような気がする。でも手を放すと、3歳老けた私が戻ってくる。

私たちは、自分の理想的な姿として考えるスタイルや容姿は実年齢より20歳も若いと聞いたことがある。アンチエイジングを追求して、ストイックな生活を送るのも違うかなぁと思うけれど、このまま年相応なのだからと現実を受け止める勇気もない。

今は、気になるほうれい線を隠してくれるマスクのおかげで、問題を先送りにしているふしがあるし、リモート会議ではマスクを外すが、ありがたいことにカメラ性能の問題か、通信速度の問題か、画像は鮮明ではないことの方が多い。

でも、マスクが外れて、リアル会議に参加しなければならない日はそう遠くないと思う。その時までに、このほうれい線問題を解決しなければ。アレルギー体質にも対応してくれる美容液を探すのか、いっそダイエットして頬の肉を減らすのか?

50歳をすぎて、少し焦りを感じた私のアンチエイジングはこれからどこに向かっていくのだろうか。

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