黒猫はどの箱に? ヤマト運輸の「404エラー」ページにキュンする人が続出…しかも結構むずかしい!

竹内 章 竹内 章

ヤマト運輸の404エラーページが「かわいい」と話題です。検索結果やページがないときに表示される「404 Not Found」のページが出ると、ユーザーは大抵即ブラウザバックするものですが、ヤマト運輸のこのページは高速シャッフルされた箱から黒猫を探す遊び心あるゲームで、クリアするまで滞在するユーザーが続出。はい、私もその一人です。 

同社によると、この404エラーページは2016年に導入。今年の猫の日(2月22日)に公式アカウントが「指を動かして脳を刺激 結構むずかしいので、成功されたらリプライで教えてください」とつぶやいた後、あらためて注目を集めたようです。

404エラーページにアクセスすると、PC版では30個(スマホ版では15個)の箱が散らばっており、「荷物の中からぼくを見つけてね」と黒猫が箱の中へ入っていきます。

梱包された次の瞬間、箱が高速でシャッフル。「見失った!」と焦っていると、30秒のカウントダウンが始まっています。

訳が分からず適当に箱をクリックします。開いた箱から風船がふわりと飛び出し、「はずれ」の文字。ひたすら箱をクリックし続けます。タイムオーバーになっても再挑戦できます。何度目かのトライでようやく黒猫を発見してゲームクリア。「大当たり」とお祝いしてくれました。

リプ欄では黒猫発見の報告とともに「404でもユーザーをイライラさせない工夫。良いですね」「気がついたら何回もやってました^_^」などの反応が。広報担当者に聞きました。 

―癒やされるユーザーが相次いでいるようです。

「大前提として404エラーは出さないように日々努力をしています。万が一404エラーが発生してしまった際、HPにせっかく来ていただいた方のがっかりした気分が少しでも和らいでもらえればという気持ちで制作しました」

―その前の404エラーはどんなページだったのですか。

「以前はエラーである旨のご案内の文章のみのページでした。このアイデア自体は弊社のパートナーからご提案いただいたものです」

―あらためて今回の反響について。

「かわいい、楽しいなどのコメントをいただきうれしく思います。猫の日に投稿してよかったです」

―弊サイトも猫がキャラクターなのですが、何がご縁があれば…。

「個人的な感想ではありますが、弊社と同じ猫のキャラクターであることへの親近感とともにとてもかわいらしい印象を受けました。招き猫がモチーフということから、『おいで』と招かれているようで、猫に誘われてサイトを訪れる方も多いのではないでしょうか」

編集長、まいどなニュースもおしゃれな404エラーページ作りましょう!

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 2020年7月にヤマト運輸創業100周年を記念して設立された「ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアム」(東京都港区港南2丁目13-26、3月7日まで臨時休館)ではトートバッグやウォッシュタオルなどのオリジナルグッズを取り扱っています。詳しくはこちら→https://www.yamato-hd.co.jp/museum/

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