雑居ビルの奥に懐かしの駄菓子やお面!? 「大切な思い出残したかった」 老舗卸売店を女性引き継ぐ

山陽新聞社 山陽新聞社

 ビルの奥に駄菓子店―。岡山市北区大供のビル1階に、駄菓子やおもちゃ卸売業の「みやけがんぐ」がオープンした。屋外に看板はなく、「駄菓子・おもちゃ」と記したのぼり1本があるのみ。少し不安を抱えつつ奥に進むと、所狭しと配置された棚に箱売りの商品がずらりと並ぶ店舗が出現した。

 

 店舗は広さ約20平方メートルで、岡山市役所の東徒歩約1分の場所にあるビルの入り口から約20メートル先。創業100年を超える三宅玩具(同天神町)からバルーンパフォーマーの小田弥生さん(50)が事業継承し、1月中旬に開業した。「分かりにくい場所だが、取引は得意先が中心なので問題はない」という。

  店内には、チョコレートやスナック菓子、あめ、ガムなど約100種類の駄菓子と、プラスチック製の刀、お面といった玩具約500種類をそろえる。取引先は県内の駄菓子店のほか、町内会や保育園など。一般にも箱売りで対応する。

  高齢化で閉店を考えていた三宅玩具経営者と面識はなく、知人のイベント会社社員から昨年10月に「後継を探している」と紹介された。子育ては一区切りし、パフォーマーと両立できそうだったこともあって決断した。

 小田さんは「振り返ると、駄菓子店は子ども時代の大切な思い出の一つ。全くの畑違いだが、減少傾向にある地域の店舗を支えていきたい」と話す。

  営業は平日午前10時半~午後4時。問い合わせは同店(070―3774―3809)。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース