長距離観光特急「銀河」の乗り心地は? 12日から大阪―下関間を走る列車の魅力を先行体験

山陽新聞社 山陽新聞社

 12日から「山陽ルート」(大阪―下関間)の運行をスタートさせるJR西日本の長距離観光特急列車「ウエストエクスプレス銀河」。試験運転の報道公開が5日行われ、岡山―福山間で記者も乗車した。新型コロナウイルス感染予防策が講じられた車内で「鉄道での“移動そのもの”を楽しむ」というコンセプトを取材した。

 銀河は6両編成で、西日本の海や空を表現した深い青色「瑠璃紺(るりこん)」の外観。乗車してしばらくすると、車窓を流れる景色がゆっくりなことに気付いた。「時速100キロ前後で走行できるが、旅をのんびり楽しんでもらうため、あえて速度を落としている」と同社の広報担当者は言う。

 座席前後の間隔は1・2メートルで他の特急列車より20%広い。個室は暖色系の照明で落ち着いた雰囲気。県産白桃を使った酎ハイや尾道市の手羽先など中国地方の特産品を販売するコーナーもある。

 いつまでもこの空間に浸っていたい―。鉄道ファンならずとも、そう思わせる魅力が詰まっていた。

 コロナ対策は、夏は数分、冬は十数分で車内の空気を入れ替える換気装置を搭載。乗車前の検温はもちろん、体調を記した書類の提出も求められる。

 山陽ルートは来年3月まで週2往復程度、運行される。上りは午前10時38分に下関を出発し、午後10時2分に大阪へ到着。下りは午前7時19分に大阪発、午後7時45分に下関着。岡山、広島県内では岡山など7駅に停車し、倉敷駅では物品販売、福山駅では歓迎イベントがあるが、乗り降りできるのは広島駅に限られる。

 チケットは各地の宿泊施設とのセットで販売。日本旅行のウェブサイトから予約する。

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