輝くミラーボールで鬼退治!?…岡山駅前の「桃太郎像」が電飾でフィーバー状態 過去にはコスプレも

山陽新聞社 山陽新聞社

 岡山といえば、桃太郎。テレビのバラエティー番組でも、岡山ロケの映像の冒頭にJR岡山駅前の桃太郎像が登場することが多い。地元岡山市民にも愛されるがゆえに、いたずらされたり、コスプレさせられたりと話題に事欠かない。桃太郎像の過去・現在・未来を追ってみた。

 色鮮やかなイルミネーションで彩られ、一足早いクリスマスムードに包まれたJR岡山駅東口広場。日暮れとともに、存在感が際立つブロンズ像がある。

  広場のシンボル、桃太郎像だ。この時季、ぱっくりと二つに割れた桃の電飾やミラーボールで“ドレスアップ”され、スマートフォンで撮影する駅利用者の姿も目立つ。

 

 身の丈は1・7メートル。お供のイヌ、サル、キジを従え、腰には刀ときび団子を携える。はるか遠くを見据える姿からは、「いざ、鬼退治へ」の掛け声が聞こえてきそうだ。

  岡山市出身の彫刻家・故岡本錦朋氏が制作し、1972年3月の山陽新幹線開通に合わせて設置された。

  刀の鞘(さや)が折られたり、ハトにふんを落とされたりといったアクシデントに見舞われたこともあったが、半世紀近くにわたって待ち合わせスポットの定番として親しまれてきた。サッカーJ2・ファジアーノ岡山のTシャツを着るなど、注目度を買われてPR役を任されることもある。

 

 そんな桃太郎像にまた転機が訪れようとしている。路面電車の乗り入れ工事が本年度中にも始まり、広場が再整備されるのだ。これに伴い、桃太郎像の隣にあるピーコック噴水は来年度以降に撤去されることが決まった。

  幸いにも桃太郎像は広場内の別の場所に移される。「引き続き、岡山の玄関口の象徴として大切にしていきたい」と岡山市北区役所地域整備課。時代が変わっても、県都の中心で私たちを温かく見守り続けてくれそうだ。

  岡山市内には桃太郎ゆかりの像がいくつかある。吉備津彦神社と山陽自動車道下り線吉備サービスエリアには、カラフルに塗装された像が設置されている。どちらも岡山駅東口広場の像と比べると、やや年を取っているように見える。また岡山市・後楽園外園には、幼少時の桃太郎をモチーフにしたとされる「水辺のももくん」像がある。

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