マジか!お腹いっぱい食べて1週間で中性脂肪値273→71 人気漫画家が提唱する「サイゼリヤダイエット」が話題に

中将 タカノリ 中将 タカノリ

人気漫画家が提唱する「サイゼリヤダイエット」が大きな注目を集めている。

サイゼリヤダイエットを実践し、その成果を漫画「俺は健康にふりまわされている」(新潮社)につづった人気漫画家とは宮川サトシさん。中性脂肪値の高さを指摘されていた宮川さんはかかりつけの医者からの「オリーブオイルが良い」という言葉をヒントに1週間のサイゼリヤ通いを決行。「彩りイタリアンサラダ(Lサイズ)」「若鶏のディアボラ風」を中心に毎日お腹いっぱい食べながら見事に中性脂肪値を正常値内に改善し、おまけに1.4kgの減量と肝機能値改善をも果たしたと言う。

宮川サトシさんのツイート
「健康漫画「サイゼリヤに一週間通って血液をサラサラにしてきた話(全3ページ)」
#俺は健康にふりまわされている」

今、世間では新型コロナ流行の影響で"コロナ太り"に悩む人が多い。そんな中、お腹いっぱい食べられて健康的に痩せられるダイエット法だなんてニーズ有りまくりではないか。サイゼリヤダイエットについて宮川さんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):1週間のサイゼリヤダイエットを終えたご感想をお聞かせください。

宮川:とにかく中性脂肪があれだけ下がったので達成感が大きかったです(中性脂肪値273→71)。見た目とか体重よりも中性脂肪が高かったってのはなんかやっぱり怖いというか、そんなに太ってるつもりもなかっただけに、自覚が無い分ドキッとしたというか。それを解決できたのは日々の生活の中に安心が得られた気がしてホッとしましたね。あの漫画も週刊連載なので地味に大変なんですが、いつもより楽しく描けました。

中将:1週間で劇的に成果が出るというのが凄いですよね。でも毎日同じような食事を続けて飽きはこなかったでしょうか?

宮川:7日の間は飽きはこなかったですが、やりきった翌日からは「しばらくはもういいかな…」というのも本音としてはありました(笑)。
昨日、家のオリーブオイルが切れたので買いに行くついでに久々に食事をしましたが、食に対する意識が維持できていたことを再確認できた気がしますね。そして何より美味しかったです。

ちなみに妻は5日目でリタイヤしました(笑)。僕は飽きよりも、それぐらいから店員さんに覚えられているのがわかってきたのでだんだん恥ずかしくなってきて、それが辛かったですね。「彩りイタリアンサラダ(Lサイズ)」って、数人でシェアするぐらいの大きさなので、最初のうちは「Lサイズでお間違いありませんか?」と聞かれてたんですよ。その確認がなくなった時に「あ、これは覚えられたな…」と(笑)。優しい店員さんなので終始笑顔でしたが、僕が自意識過剰な性格なので「たぶんアダ名ついてるな〜…」とか勝手に邪推してました。

中将:いくら優しく接客してくれても気になりますよね(笑)。
漫画では「彩りイタリアンサラダ(Lサイズ)」と「若鶏のディアボラ風」を主に注文されていたということですが、他にもダイエットにオススメのメニューがあればお聞かせください。

宮川:「彩りイタリアンサラダ(Lサイズ)」は外せないんですが、「若鶏のディアボラ風」に飽きたら「柔らかチキンのチーズ焼き」に代えるのもアリです。あと、ちょっと今日は足りないな…という時はオプションとして「柔らか青豆の温サラダ」、もしくは「辛味チキン」を足すのもアリですね。特に青豆は、それまでグリーンピースだと思っていたので食べた時はその食感と味にビックリしました。騙されたと思って食べてみてほしいです、甘みがあってめちゃくちゃ美味しいです。

あとは漫画にも書きましたが「リブステーキ」を最終日に設定しておくと見た目的にもご褒美感があるので、モチベーションが持続できて個人的にはよかったです。

中将:いろんな選択肢やご褒美も一つのお店で用意できるのがサイゼリヤの凄さですね。
お医者様にはサイゼリヤダイエットはご報告されましたか?

宮川:漫画に登場してもらう承諾をいただきたかったので2度目の採血の時に話はしていたのですが、血液検査の結果が出た時に「この短期間で結果を出したのも凄いけど、何よりやりきったあなたが凄いよ!」と興奮気味に褒めてくださいましたね。

中将:今後、サイゼリヤダイエットを再開するご予定はありますか?

宮川:あれからひと月が経って、体重は3キロほど落ちたままキープできていますが体重が戻ってきたらすぐにサイゼに行くつもりです。自宅から徒歩圏内にサイゼがあるのは本当幸せですね…。

「宮川サトシ」プロフィール
1978年生まれ。岐阜県出身。地方出身妖怪たちの日常を哀愁あふれるタッチで描いたコメディー「東京百鬼夜行」で2013年デビュー。最愛の人を喪った哀しみとそこからの再生を描いた自伝エッセイ「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」は、多くの共感を得た。原作者をつとめるSFギャグ「宇宙戦艦ティラミス」のほか、「情熱大陸への執拗な情熱」「そのオムツ、俺が換えます」「僕!!男塾」(原作)など話題作多数。

「俺は健康にふりまわされている」(週刊新潮/デイリー新潮)https://www.dailyshincho.jp/spe/miyakawasatoshi/
「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」 新装版発売中 https://kuragebunch.com/episode/10834108156628844899
「宇宙戦艦ティラミス」(新潮社)好評発売中 https://kuragebunch.com/episode/10834108156628844412

 ◇ ◇

宮川さんのお話をうかがってあらためてダイエット空間としてのサイゼリヤのグレードの高さが理解できた。
サイゼリヤダイエットについて、サイゼリヤの広報ご担当者にもお話をうかがってみた。

中将:サイゼリヤのメニューがダイエットに向いているというお声はこれまでにもありましたか?

担当者:ヘビーユーザーの方々を中心にそういうお声はありました。野菜が単品で複数食べられること、定食になっておらず、自分の体調や制限に合わせて中心となる栄養素で商品を選びやすいメニュー構成だからかと思います。

また、塩分ひかえめで濃い味付けのものが少ないため、むくみがおきにくいこともポイントだと思います。特に40歳代以上の方々から「夕食をたっぷり食べても翌日カラダが楽」というお声をよく聞きます。

オリーブオイルの効能もよく知られている通りですが、スープ、サラダ、パスタ、前菜などに軽く1回かけていただくだけで風味がアップするだけでなく、満腹感も得やすくなり、お通じもよくなります。そういった観点からもサイゼリヤのメニューはダイエットに向いていると言えるかと思います。

中将:宮川さんの漫画を読んだご感想をお聞かせください。

担当者:実体験をもとにされたお話には、社員個人として非常に共感しました。社員も意識してたまに「サイゼ週間」と銘打ってダイエットをしたりしてるんです。
宮川さんのやり方は、無理をせずに健康的に体重を減らせたとのことでとてもよかったと思います。体質によって向き不向きがありますから、みなさんがご自身の体質や体調に合わせて、うまく取り入れてもらえるとよいのではないかと思っています。

中将:宮川さんは「彩りイタリアンサラダ」、「若鶏のディアボラ風」、「柔らかチキンのチーズ焼き」、「柔らか青豆の温サラダ」「辛味チキン」をダイエットメニューにお勧めしておられましたが、サイゼリヤさんとして他にもダイエット用にお勧めのメニューがあればお聞かせください

担当者:すでにかなり強力なメニューラインナップなのであまり付け足すものはないですが、強いて言えば、サラダ類をオリーブオイルと塩、ブラックペッパーで食べるとか、野菜がたっぷり入った温かいスープ類などもいいと思います。ピクルスなども繊維が多く、咀嚼回数が多いのでオススメです。

 ◇ ◇

これまでもヘビーユーザーや社員の方の間ではサイゼリヤのメニューのダイエット食としての優秀さはよく知られていたそうだが、宮川さんの漫画はそれをマニュアル化、図示化したという点で画期的だったようだ。サイゼリヤもイチオシの「サイゼリヤダイエット」。読者のみなさんもぜひおためしいただきたい。

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