ウワサの「月曜断食」ならぬ自己流「週1断食」 1年半やってみた結果は?

中村 曜子 中村 曜子

 昨年、大ヒットした書籍「月曜断食 究極の健康法でみるみる痩せる!」(関口賢著、文藝春秋)をご存知の人も多いでしょう。SNSでもこの月曜断食を実践して1カ月で10キロ近くやせた人が続々と発信し、ちょっとしたブームになりました。

 やり方をざっくり説明すると、月曜日は「水」以外の物は摂取しない断食デー。火曜日から金曜日までは体にいいものを食べる。基本的に炭水化物はダメ。そして土日は好きなものを食べてよいというものです。(かなり、ざっくりですので、ご興味ある方は「月曜断食」をご覧ください)

 実際、体験談を読んでいると、みなさん驚くほどやせている。しかも、頭痛や便秘などの慢性の不調まで改善したと報告しているではありませんか。断食の効果がいかにすごいかは聞いていたけど、これほどとは…。これは、やらない手はない。でも、私は炭水化物が大好き。甘い物もできれば毎日食べたい。なら、どうするか。

 鍼灸界のカリスマと呼ばれ、考案者でもある関口賢さんには大変申し訳ないけれど、自分流にアレンジし、単なる「週1断食」をすることにした。だって夜にはお米を食べたいし(昼も食べる)、甘い物も食べたいから(昼も食べる)、基本的に月曜日だけの「週1断食」に。最初からそうと決めると、心も軽く「1日ならなんとかなる!」と思えるもの。ちなみに2019年の2月、スタート時は体重58キロ(身長163センチ)だった。

 最初の3週間はつらかった。寒い時期ということもあり、午後3時ごろになると、異様に手足の先が冷たくなる。くちびるもカサカサ(水分不足?)。夕方にはおなかがペコペコ。こんなんで、夜、眠れるだろうか?と不安になる。

 ところが、断食経験者ならご存知だろうが、どんなにお腹が空いていてもぐっすり眠れる。そして翌朝、爽快感とともに起床。目覚めの良さに「断食、ええやん!」と思うこと、間違いなしです。

 1年半やったみて分かったのは週1断食を行った翌朝は、冬場だと1キロ、夏場は1.5キロほど減っているということ。体が断食に慣れて、週1回断食をしないと、なんとなく落ち着かなくなる。そして、とにかく体調がよくなる。カゼや体調不良とは無縁だったし、コロナも怖くなかった(ちなみに、コロナ陽性が続出と悪評の高い東京都新宿区在住)。

 私の場合、断食の日以外の6日間がほぼ「飲み食い祭り」のため、当然のごとく体重はすぐ戻る。それでも、2020年を迎えるころ、体重は57キロになっていた。たったの1キロ減、されど1キロ減…。

 ちなみに、私の飲み食いぶりはというと…(2020年9月のとある1日)
 フルーツヨーグルト+バターはちみつトースト
 お弁当→間食 チーズケーキとクッキー
 チャーハン、鶏もも肉塩麴焼き、トウモロコシ、キャベツ炒め、お酒=スパークリングワイン(3杯)
夕食後の甘い物 ジャイアントコーン(赤)とカルピスアイス
夕食後のスナック菓子 スコーンバーベキュー味(1/2袋)

 明らかに食べ過ぎ。しかも夕食は9時過ぎスタート。こんな食生活を6日間続けても週1断食でリセットされる。というわけで、つい食べ過ぎてしまうという親愛なるお仲間たちへ。週に1回断食するだけで、罪悪感から逃れられて、しかも体調がよくなる!そう思えば、そんなにやせなくても、やる価値があると思いませんか?

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