スマホ契約にあたり、母親から突きつけられた「厳しすぎる条件」とは?…中学生が暴露した誓約書が話題に

中将 タカノリ 中将 タカノリ

スマホ契約にあたり母親から厳しすぎる条件を突きつけられた中学生の投稿がSNS上で話題になっている。

投稿の主は関東在住の私立中学生という「もふひつじ」さん。

もふひつじさんが暴露した画像によると誓約書の条件は

「このスマホは落とさない 失くさない。
失くした時は使用停止 面談」

からはじまり

「スマホのパスワードは基本変更しない(必ず父、母に知らせる事)」

「これは連絡用です。父母からの連絡には必ず応答すること」

「内容は確認します。ライン、写真など」

「時間を気にかける。22時~6時は使用禁止」

「歩きスマホ禁止。電車内禁止(なくすよ)」

「主に使う目的は部活、友達(素敵な)との連絡 グループラインは部活だけ(連絡)」

「無駄話に使わない。」

「おふざけでも真面目にでも政治、思想、宗教、エロ、同人誌を、むやみに使用するのはやめなさい。危ないよ」

「約束を守れない場合は使用停止。面談。 勉学第一だね。ボランティア、社会貢献しよう。」

と実に10ヶ条!歴史の授業で習ったなにかの講和条約のように、もふひつじさんの自由なスマホ利用を制限する内容だ。

もふひつじさんのツイート
「これ守ること前提でスマホ契約されたのガチできつい」

この投稿に対しSNS上では

「まただよ「子供をオタクにしないことが最高の人生への近道」主義者

エロ、同人誌→全年齢なら自由
政治、思想→基本的に年齢関係ない
宗教→これも憲法で認められた自由

これを全て「侵害」したうえで「これがこの子を幸せにするためなのです(涙)」してる親、正直ドン引きです」

「全然、常識的な内容だと思う。 スマホなくす事で、登録してる人の個人情報まで漏洩するし。」

「親にプライベートな会話覗かれるの嫌じゃないですか?」

「こんな風に晒している時点で少なくともこれに関しては「おかしいんじゃないか」と思っているのでは 実際、物凄く異常だと思います」

などさまざまな意見が寄せられているが、当のもふひつじさんはこの誓約書や母親に対しどう感じているのだろうか?お話をうかがってみた。

 ◇ ◇

中将タカノリ(以下「中将」):もふひつじさんの自己紹介をお願いします。

もふひつじ:関東の私立中学生です。

中将:お母さんからこの条件を提示された時どう感じましたか?

もふひつじ:少し厳しいかなと思いました。でもけっこう心配性だから、これを書かされるのはしょうがないかなとも思いました。

中将:お友達とプライベートな会話もしたいだろうし、この通りにするとかなりストレスになりますよね。もふひつじさんはこの条件を実際にどの程度守れていますか?

もふひつじ:守ってはないです。初めの4か月くらいは守ってたけどちょっと緩めてもらいました。
でも守ってることもあって、Twitterでは政治宗教に関するツイートを控えるようにしています。小学生の頃、興味を持ちすぎたので。また、iPhoneのパスワードも変えていません。

中将:もふひつじさんにとってお母さんはどんな方ですか?

もふひつじ:母親は怒ることが多いですが、理不尽なことで私を叱ることはないです。「毒親では?」というコメントもありましたが、自分はそうは思っていません。学習環境いい場所住まわせてもらってるし、私立の中学行かしてもらってるしかなり親には感謝してます

中将:お互いに気持ちが通じあっているならいいですよね。お母さんも束縛心ではなく、心配で言われてる部分が大きいのかなと。もう少し自由でもいいかな……と思わなくもないですが。
今回のTwitterの投稿については何も言われていませんか?

もふひつじ:今のところ特に何も言われてないです。

   ◇   ◇

僕も約20年前、高校時代に初めて携帯電話を親に契約してもらったが、当時流行っていた「魔法のiらんど」で交流用のホームページを作ったり友達と長話したりと電波と電話代の無駄遣いを重ねてよく怒られたものだ。しかし、その頃の長閑なコミュニケーションは今になっても交友関係や人生経験、青春の思い出として残っており、振り返れば人生に無駄なことなんてなかったのだと胸が熱くなる。

親が子供を心配し、善い方向に導きたいという気持ちはもちろん尊い。その前提で、もふひつじさんのお母さんも少しずつ我が子の自由な行動や自主性を認めてあげてもいいのではないかと思ったりする次第である。

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