「命を守ってくれてありがとう」 感染者出しながらコロナ対応、医療機関に児童が感謝のビデオ

京都新聞社 京都新聞社
メッセージを収録したDVDの贈呈後、辰巳院長(右)と肘タッチを交わす児童(南丹市八木町・同市役所八木支所)
メッセージを収録したDVDの贈呈後、辰巳院長(右)と肘タッチを交わす児童(南丹市八木町・同市役所八木支所)

 京都府南丹市八木町の小中学生らがこのほど、同町の京都中部総合医療センターの医療従事者に感謝の気持ちを伝えるビデオを贈った。同センター職員らの新型コロナウイルス感染が判明して以降、さらに激務となった関係者に思いを届けたいと、心を込めて作った。

 映像は約5分で、八木西、八木東両小と八木中の児童、生徒、近隣住民が、命と健康を守る職員に感謝し、自身の体調にも気を付けてほしいと語り掛ける内容となっている。

 市役所八木支所であった贈呈式で、3校の児童と生徒は「命を守っていただき、本当にありがとうございます」などと述べた。DVDを受け取った同センターの辰巳哲也院長は「心のこもったメッセージを明日からの力の源にする」と喜び、子どもたちと肘タッチを交わした。

 出席した八木西小6年の寺町幸絆(こうき)君(11)は「コロナの中、頑張ってくれて頼もしい。元気になってもらえたらいいなと思った」と話した。

 同センターでは7月半ばに看護師と患者の計5人の感染が分かり、外来や救急の受け入れを停止。感染防止対策を強化して7月20日に受け入れを再開した。

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