中東の打楽器「ダルブッカ」を純国産で作りたい 岡山の奏者がクラウドファンディング

山陽新聞社 山陽新聞社
「いずれは日本的な装飾を施したダルブッカなども作りたい」と話す杉原さん
「いずれは日本的な装飾を施したダルブッカなども作りたい」と話す杉原さん

 中東の打楽器「ダルブッカ」を国内で初めて製造し、岡山から楽器のファンを広げたいと、ダルブッカ奏者で産業機械メーカー社長の杉原佑友太さん(34)=岡山市中区徳吉町=が7日、インターネットで事業資金を募るクラウドファンディング(CF)を始める。

 ダルブッカはアラブ音楽に欠かせない太鼓の一種で、ベリーダンスの伴奏などに用いられる。金属や陶製の杯形の胴体に、プラスチック製のヘッドと呼ばれる鼓面をかぶせたシンプルな構造。素手でヘッドをたたいて演奏する。

 杉原さんは2014年、ベリーダンスを習う妻の勧めでダルブッカを始めた。バンド活動でドラムをたたいていた経験もあり、「音を出すこと自体は簡単だが、手の形やたたく場所により音色が大きく変化する。うまく演奏するのは難しく奥深い」と杉原さん。一気にのめりこみ、世界的奏者スヘール・カスパー氏(米国)に師事。16年から市内で教室も開いている。

 ただ日本での認知度は低く、流通している楽器も海外製のみ。「日本のものづくり技術を生かして純国産で製造することで、マイナーな楽器に注目を集められるのでは」とCFに乗り出した。素材はアルミを用い、県内の鋳造業者に製作を依頼。年内に試作品の完成を予定する。その後、プロ奏者の試奏などを重ねて製品化を目指す。

 CFの目標額は100万円で、鋳型の製造費、材料費などに充てる。CFサービス「晴れ!フレ!岡山」を活用して9月16日まで募る。返礼品には完成した試作品や無料レッスンなどを用意する。

 詳細、支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/darbukaseisakuproject)。

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