アベノマスク→オシャレマスクに魅惑の変身 老舗店のボタンやワッペンに注目集まる

八木 純子 八木 純子

 みなさん、アベノマスクは届きましたか?届いた人、まだな人にも教えてあげたいのが白い布マスクを楽しくする方法です。新型コロナウイルスの影響でマスクが必需品となる中、主婦やOLの間でマスクにワンポイントとして、お気に入りのボタンやアイロンワッペンをつけることが人気だといいます。

 販売しているのは、ボタン専門店「トシボタン」(神戸市中央区北長狭通1-30-5)で、1958年創業の老舗。場所はJR三ノ宮駅西口、あるいは阪急三宮駅東口から徒歩1分足らずのところにあります。

ボタン専門店でもマスク用商品が人気上昇中

 店内にはアンティークから舶来もの、天然素材まで約1万点以上のボタンがところ狭しと並んでいます。ボタンといえば、衣服などの止め具として使用される服飾品ですが、指輪等のアクセサリーや衿の飾りなどに使う人も増えているといいます。そんな中、マスク着用がエチケットとして普及し出すと「マスクのワンポイントにボタンやアイロンワッペンをつける人が増えてきました。ボタンもアイロンワッペンも簡単につけられるのが魅力です」と、2代目店長の石田光二さんは話します。

 同店では手作りマスク用のゴムも売っていて、ゴムとともにボタンやアイロンワッペンの3点セットを購入する人も結構いるそうです。また小学生や小さなお子さんを持つお母さんが「マイマスク」とすぐに分かるように目印替わりにワンポイントとしてマスクにつける人も増えたとか。

実際にボタンやアイロンワッペンをつけてみました

 何しろ店内には1万種類のボタンが置かれています。大きさも様々。おしゃれなボタンがいっぱいありすぎて、どれをつけようかと、迷ってしまいます。スポーツが好きな人にはサッカーや野球、バスケット、テニスなどをイメージしたものがいいかもしれません。OLや主婦には花や野菜、食べ物などのボタンが人気だそうです。また、おひげワッペンのようなパパ向きの商品も。6月21日の「父の日」にワンポイントマスクをプレゼントしてみてはいかがでしょう。

 実際、わたしも購入して、手作りワンポイントマスクを作ってみました。

【ボタンマスク】ボタンは大きさもいっぱいあって、目立たせたいなら大きめを選びましょう。小さめのボタンを数点組み合わせてみるのも素敵です。

【アイロンワッペンマスク】接着したい布部分にワッペンを置き、アイロンをドライ、中温(150度)に保ち、あて布をして表と裏から15秒~20秒間ほどかけて接着します。やけどに注意してくださいね。はがれる場合は何度かやってみてください。布によってはつきにくい場合があります。その時は糸で縫いつけましょう。

 すると、白い普通の布マスクがおしゃれなマイマスクに大変身です。マスクをつけるのを嫌がる子どもには、お気に入りのキャラクターなどをつけてあげれば、嫌がらなくなるかも。また、ワンポイントがあるのでマスクの取り間違いもなくなり、裏表や天地もはっきりし、安心してマスクが使えるようになりますよ。

 費用はボタン1個100円~。アイロンワッペンも1枚100円~とお手軽です。

◇「トシボタン」(神戸市中央区北長狭通1-30-5 営業時間11:00〜18:00、火、水曜日定休日 https://www.instagram.com/shitianwenhai1768/?hl=ja

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