小1の娘にLINEを教えたら…「なんだか束縛の強い恋人感」!?父はタジタジ…

広畑 千春 広畑 千春

 ゆっくり寝たい土曜日の早朝。午前6時40分過ぎに届いたのは「はやくこめんとちょうだい」のメッセージ。眠い目をこすりながら「おはよう」と返したら「だけ」「おはようだけ?」…って、メッセージが次々飛んできて…。ひぃーっ!!!

 思わず背筋が凍り付きそうですが…これを送ってくれたのは、Twitterユーザーの「手を洗うりょーた」(@garnet23rd)さんの小学1年の娘さん。さらには画面を埋め尽くす着信通知に「ゆるさない」のスタンプ…と愛娘の重すぎる愛情(?)に思わず「なんだか束縛の強い恋人感?」と呟いたところ「めっちゃめちゃ可愛い!」「愛されてるねぇ」「かわいいけど怖ぇww」と共感を呼び、これまでに16万以上のいいねが。さらに過ぎ去った娘との甘い時間を懐かしむ多くのお父さんたちから「小4~5になると既読すらつかなくなった」「2年間ブロックされました」と涙なしには語れない経験と「今を思いっきり楽しんでください」と実感こもったアドバイスが続々と寄せられています。

―いったい、どんな状況だったのでしょう?

「6月から小学校が始まったこともあり、緊急連絡と、防犯などのため位置情報をGoogleマップで僕と妻で共有できるよう、昔のスマホに格安SIMを入れて娘に渡したんです。そして娘からも私たちに連絡ができるよう、簡単に文字入力の方法や、LINE通話の掛け方を教えました。それが一昨日のことです」

―このメッセージが昨日(6日)の朝ですから…わずか1日でマスターした、と?

「ええ。文字入力やスタンプ、通話とLINEの機能は一通り使いこなせているようです。入力はフリック入力で、音声入力も使っているようですね。友達追加やスタンプ購入などは勝手にされると困るのであえて教えておらず、親以外とのLINEは当分させないつもりで、夜は僕が預かるようにしています」

―なんと…。そして朝起きるや否や…

「はい。起きてすぐスマホ置き場に行ってスマホを取り、前の晩に送ったLINEへの返事がないことを確認するや僕を起こしに来て『早く返して』と言われたんですが、まず他の人のLINEを見ていたところ『はやくこめんとちょうだい』と…」

―かわいいですね~!楽しくて仕方なくて、待ちきれないんですね。

「LINE送るとすぐに『パパ、送ったよ!お返事書いてね』と言いに来ますし、家で通話する時は別の部屋からかけてきますね(笑)わざわざ部屋を移動するので、『あ、かかってくるな』とわかります。公園で遊んでいて少し離れた場所にいる時は普通に通話で呼ばれるようになり、便利になりましたが、『はいはい』と適当に返していたら怒られます」

 …と、なんとも微笑ましいラブラブぶり。そんな娘さんは弟とプリキュアごっこやお店屋さんごっこが好きで「実は内弁慶で、外では人見知りするタイプ」とも。「最近はちょっと大人びてきて物事を自分なりに解釈して発言することもあってビックリさせられる」といいます。(ええ、もうこの文面、完全に女子ですもん!)

 実は、りょーたさんは「父親の育児参加を当たり前にしたい」との思いでツイッターを始め、同じ思いを持つ父親たちとつながり、全国で「#ゆるゆるお父さん遠足」という取り組みを続けています。IT企業勤務のため、このコロナ禍の間もリモートワークをしながら自宅で娘さんの勉強を見ていたそうですが「休校になった2カ月をどう取り戻すのか不安も大きいですね。進み始めていた『オンライン化への取り組み』が学校再開で停滞してしまったようにも感じます。これから第2波、3波がきてまた休校になってしまう可能性もありますし、せっかくやり始めた取り組みをしっかりやり遂げてほしい」と訴えます。

 オンライン化にプログラミング教育に…と教育も変化しています。「スマホやタブレットには依存性もあるので注意は必要ですが、これからの世の中で必要なスキルの一つ。子どもたちにも一定の制限のもと、使いこなせるようにしてあげたいなという思いがありますね」とりょーたさん。本当に…ネイティブ世代の能力は、アナログ世代の大人には計り知れないですものね。

 #ゆるゆるお父さん遠足https://yuru2-otosan.com/

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