自動販売機でキンキンに冷えた「冷やしマスク」がブレイク 1日1000枚売れる日も…山形のニット業者が考案

佐藤 利幸 佐藤 利幸

自動販売機の横で、マスクのイラストとともに「冷やしマスクはじめました」の文字が風ではためく。現在、山形県東村山郡山辺町内と山形市内にある2台の自動販売機で、飲料水とともにマスクが売られている。

2011年AMEMIYAが「冷やし中華はじめました」の歌ネタでブレイクしたが、5月に入りグングン気温が上がっている同地域では冷やしマスクがブレイクしているのだ。

山辺町にあるニット業者「ニットワイズ」が、3月中旬から自動販売機で販売。気温の上がった4月下旬から売れ行きが伸び、1日600-800枚を販売している。同社の常務、後藤克幸さんは「このあたりは盆地なので暑くなります。ゴールデンウィーク中は多い日で、1000枚売れました。すぐに品切れになるので、1日23回マスクを補充しに行きました。自動販売機なので24時間購入できるということが人気になった理由では」と語る。

また、自販機でマスクを売ろうと思ったのは3月に夏である地球の南半球でも新型コロナに感染しているニュースを耳にしたのがきっかけだといい、「これは(日本が)暑くなってもマスクが必要になる」と考え、すぐに同社で働く職人にマスクをミシン縫いしてもらったという。

購入者はキンキンに冷えたマスクを装着して“涼をとっている”が、自動販売機の設定上「4度」以下には下げられないという。価格は布製マスク1枚690円、交換用のフィルター5枚セットが300円。

ニットワイズ 023(664)8168

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