「10万個に1匹紛れ込んでいる」とウワサのピスタピヨが悶絶のかわいさ…話題の造形作家に聞いた

太田 浩子 太田 浩子

 もんとみ(@shigemochi_kun)さんが「10万個に1匹紛れ込んでいるというピスタピヨに遭遇した」とピスタチオの殻の割れ目からのぞく黄緑色の生き物の画像をツイートしたところ、1.2万リツイートと5.1万いいね!がつき話題になりました。その生き物には、よく見ると小さなくちばしと目がついています。もしかすると私たちは、今までピスタピヨに気がつかなかっただけかもしれません。

 リプ欄には「うそ…… 知らずに食べちゃってるかもしんないじゃん…」「いつか会いたいな」「えっ…待って可愛すぎる…待って、今日ピスタチオのスイーツ食べ…え、待って、待っ」「10万個に1個の逸材」「可愛い… 癒されました(^^)」「なんと幸運な方!うらやましぃぃ」「何か…願いを叶えてくれそうです。(*ノ∀`*)」と、みなさん「ピスタピヨ」を想像してほっこりしている様子。クスッと笑えてほんわりとした気持ちになれるような作品づくりを心がけているという造形作家のもんとみさんに聞きました。

 ──ピスタピヨがかわいすぎると話題になりましたね。

 たくさんの方に癒された、笑ったと言っていただけて純粋にうれしいです!
 日常に起こりそうな少し不思議なことを想像することが好きで、「ここにこんな生き物が住んでいたらかわいいな~」というイメージを形にしたものがピスタピヨです。

 着想のもとになったのは一緒に暮らしているコザクラインコの重松くん。羽が黄緑色でピスタチオみたいでかわいい!と友人の間で話題になったことがきっかけです。

 ──重松くん、きれいな色ですね! ピスタピヨは購入できるのでしょうか?

 今のところ販売の予定はありませんが、「なかなかピスタピヨに遭遇できない!」という声が多いようでしたら、検討したいなと思っています。

 ──いつから造形作家に?

 2016年5月から動物の置物をつくる造形作家として活動を始めました。もともとは絵描きを目指していたのですが、動物たちと過ごす穏やかな時間や、心が疲れたときにそっと寄り添ってくれるあたたかさを作品に込めるなら、立体の方が表現できると気がつきました。毛並みなどの情報をできるかぎり省き、磨きをかけたなめらかな質感にしています。ぜひ触れて楽しんでいただけたら!

 ──ツイッターではジオラマをつくるときに役立つ情報などもたくさん投稿されていますね。ピスタピヨの材料を教えてもらえますか?

 Mr.クレイという石粉粘土です。この粘土を何年も愛用していて、趣味の造形からお仕事の原型まで幅広く使っています。着色は、ぺんてるさんのアクリルガッシュで筆塗りです。

 ──写真もとてもきれいという声がありました。

 写真を誉めていただけてうれしいです! ピスタピヨはキャノンさんの入門機の一眼レフを使っていたころの作品で、より自然な雰囲気になるよう太陽の光が部屋に降り注ぐタイミングで撮影しました。今はニコンさんのフルサイズミラーレスカメラZ6を愛用しています。好きが高じて商品写真を自分で撮影することもあります。

 ◇ ◇

 ピスタピヨは買えませんが、もんとみさんが企画・原型制作したカプセルトイ・しばさんぽシリーズの新作「しばぐらし」が4月から発売されます。いたずら好きでプリプリお尻がかわいい、ご近所にいそうな柴犬です。

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