車窓から見える景色の中を爆走する忍者…みんなやってた「脳内ゲーム」を形にした手づくりおもちゃが話題

川上 隆宏 川上 隆宏

電車に乗っている時、思わず窓の外に、爆走する忍者を想像したりしたこと…ありませんでしたか。流れていく屋根、ビル、電線の上を、俊足でジャンプしまくる想像上の忍者。そんな謎の「脳内ゲーム」を「手作りおもちゃ」で形にしてしまった動画がツイッターに公開され、爆発的に話題を集めています。もともとは電車での移動中、子どもが飽きないように遊ぶためのアイデアですが、大きなお友だちたちも「みんなの心の中にも忍者がいたんですね」と感動しきりです。

話題になっているのは、手作りおもちゃ作家として活躍する佐藤蕗(@fuki_fuki)さんが1月17日に投稿した「忍者@田園都市線」というツイートです。電車に乗っているお子さんが持っているのは、忍者の張り紙がついた透明な下敷き。それを動き出した電車の窓にかざすと…まるで忍者があらゆる場所に飛び移りながら、疾走しているかのようです。

忍者を上下にスライドしたり、傾かせたり…動かせば動かすほど、忍者は命を吹き込まれていきます。駅のホームや線路を…テケテケテケテケ、対向して走ってきた電車や大きな川も…ニンニンニンニン!ひとっ飛び! そんな様子を動画で紹介したところ、23日夕方現在で600万回以上も再生され、27万近い「いいね!」がついています。

動画を見た人たちからは「これ感動」という声が続々と。子ども時代からこういう遊びをこっそりしていた人は数多く、「俺の頭の中にいたやつや」「脳内ゲームがリアルに」「大人になった今でも頭の中でやっちゃう。それを形にしたんだな」との思いが寄せられています。忍者の代わりに「私はマリオでやっていました」「ミニ四駆走らせてたな」という人も。

これなら子どもがグズらずに電車に乗ってくれそうと「真似させてもらっていいですか?」という返信や、田園都市線は終点まで駅数も多いですが「これで遊んでたらあっという間に中央林間に着いて折り返しも楽しめますね!」という投稿もありました。

ツイートした佐藤さんにお話を聞きました。

―衝撃のアイデアですが、どうやって思いついたのでしょうか。

「自分が子どものころに頭の中でやっていた遊びを具現化してみました」

―すごい…やはりそうだったのですね。

「今回のおもちゃ『車窓忍者』を最初に作って息子と遊んだのは2016年ごろなのですが、今回ひさびさに作り直してみました」

―それを動画で紹介されたのですね。お子さんは楽しまれていましたか?

「息子は8歳ですが、楽しいからもっと電車に乗りたいと言っていました」

―ぜひ「うちでもやってみたい」という声も寄せられています。楽しく遊ぶ秘訣があればお聞きしたいです。

「電車以外にも、車に乗っている時にも遊べます。なお、電車で遊ぶ時は周りの方のご迷惑にならないようお気をつけください。忍者ではなく、好きなキャラクターや走る車のような絵でも楽しめると思います」

   ◇   ◇

実はこれまでに200以上のおもちゃ作品を作ってきたという佐藤さん。ただいま作品配信サイト「note」で、「動きが面白いおもちゃ&作り方」を紹介しています。今回の「車窓忍者」も掲載されているので、気になる方はぜひアクセスしてみてください!

▼動きが面白いおもちゃ&作り方 《10個おまとめパック》 https://note.com/fukisato/n/naf6ac0a9fe28

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