新型コロナウイルス 現時点ではビクビクしなくても…医師が見解

ドクター備忘録

松本 浩彦 松本 浩彦
新型コロナウイルスの感染が広がっています(Fernando Cortés/stock.adobe.com)=写真はイメージです
新型コロナウイルスの感染が広がっています(Fernando Cortés/stock.adobe.com)=写真はイメージです

 いままさに中国で流行している、変異型コロナウイルスによる肺炎ですが、私が収集した限りの情報では、そんなに恐れることはないと考えられます。中国政府の発表では、患者は100人程度とのことですが、確定診断をされていない推定患者はおそらく1000人を超えていると思います。体調が悪くても経済的理由や、高度医療施設が少ないなどの理由で、医者にかからない人が、中国では潜在的にたくさん居るはずです。これからもっと患者は増えるでしょう。

 ただ、日本で感染が確認された中国人男性患者はすぐに治癒して、すぐに退院したとのこと。日本の医療水準であれば、今回の新型はじゅうぶん対応可能な範囲のウイルスであると推測されます。過去に悲惨な状況となった「SARS」や「MARS」のような、致死率の非常に高いウイルスではないでしょう。

 だいたい変異型ウイルスというのは、身近な動物で発生し、それが人畜共通感染するタイプであれば、ヒトに流行するものです。

 中国の医療を悪く言うつもりはありませんが、日本の医療水準は国際的に見ても極めて高く、しかも国民皆保険制度のおかげで、誰でもその最高の医療がフリーアクセスで受けられるという、世界でも類を見ないほど恵まれた状況にあります。確かにまだまだ不明な点も多い今回の騒動ですが、われわれ日本人はそこまでビクビクすることはない、というのが現時点での私の見解です。

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