「おせち作ったの?」姑との会話はイヤミの地雷だらけ…新年を義実家で過ごした友人から怒りのメッセージ

島田 志麻 島田 志麻

今年の年末年始は長い方だと9連休。海外旅行を満喫したり、自宅でのんびり過ごしたり、有意義な休みを過ごせた方も多いことでしょう。でも、この大型連休を素直に喜べない人たちもいました。

筆者はアラサー独身女性(バツイチ)。悠々自適なシングルライフを過ごしていますが、私の周りは結婚している友人が多いです。そんな既婚者の友人たちは、年末年始に同じようなことで頭を悩ませています。

…「年末年始はどちらの実家に何泊するのか?」

筆者は現在独身なので、好きなタイミングで、好きなだけ実家に帰るだけ。なんてお気楽なんだろうと思いますが、結婚していたときは、同じようなことでストレスを感じました。9連休もあれば両家の家に顔を出すことも可能でしょうが、もっと短いとなるとそうもいきません。

実家が遠ければ日帰りというわけにもいかず、最低1泊はすることになり、両家への挨拶だけで貴重な連休がつぶれることになります。

自分の実家ならまだしも、義実家でゆっくり羽を伸ばすことなんてできませんよね。お義父さんにお茶を入れたり、お義母さんの家事を手伝ったり。親戚が一堂に会するようなことでもあれば、それぞれに挨拶をしたり、食事などのお世話で大仕事です。普段のように仕事しているほうがよっぽどラクだと思うくらい、年末年始はどっと疲れます。

今年も同じような苦しみを味わう友人から、連絡が届きました。

「あれって絶対、イヤミやんな?」

そう訴えかけてきたのは、高校時代からの友人であるみゆき(仮)です。みゆきからメッセージが届いたのは、1月1日、たったいま新年を迎えたばかりという深夜でした。

最初は「明けましておめでとう」というよくある挨拶だったのですが、「今日は旦那の実家に泊まりにきている」という話から、どんどん愚痴めいた内容に突入していき、電話をすることになりました。

み:お義母さんが孫と一緒に年越しをしたいっていうから、今年は12月31日から1月2日まで旦那の実家に帰って来てるんやけど、もう息がつまりそう!

筆:何があったん?

み:今日な、お義母さんと一緒におせち料理の準備をしてたんやけどさ。「みゆきさん、去年はどんなおせち料理作ったの?」って聞かれたから、「うちでは子どもたちがおせち嫌いなんで、作ってないんです」って言ってん。そしたら、「最近の家ではそうみたいね~。あまり小さい子どもたち向けの味ではないものね。でもうちのまさき(みゆきの旦那)は、小さい頃からだて巻きが大好きでよく食べてたのよ。私の味付けが大好きだったみたいで、うちはおせちの作り甲斐があったわ~」って言うねん。あれって、“私の料理が下手やから、子どもがおせち食べない”って言ってるんやんな?イヤミやと思わへん?

筆:あ~なるほどね。確かにちょっと気に障る言い方やな。

み:まだあるねん。「でも、おせち料理にはちゃんとした意味合いがあって、縁起のいい食べ物なのよ。せっかくの日本の文化を知らないなんて、子どもたちの教育に大丈夫なのかしら?」とか言うねんで!そんなこと知ったうえで、食べへんから作ってないって言ってんのに。だいたい、外部環境はどんどん変わってんのに、風習がどうとかいって、好きでもない物を食べ続けるほうが、どうやねんって感じやん。子どもの教育におせちがどんだけ影響すんねんって話やわ。

と、みゆきの話は深夜1時を超えても続きました(笑)。

筆者は子どもの頃からおせちを食べる家庭ではなかったので、友人の考えに近いですが、家庭によって考え方が違うのは当然ですよね。

結婚して、両家の価値観の違いに気づくことはよくあることです。年末年始の過ごし方ひとつでも顕著に現れますよね。

来年のお正月、友人はどうやって年末年始を過ごすのか。今から気になっている筆者でした。

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