眼鏡・コンタクトレンズを買い替えるタイミングは 寿命は2〜3年…見えにくくなったらこまめに調整を 

ドクター備忘録

窪谷 日奈子 窪谷 日奈子
眼鏡やコンタクトレンズには、買い替えるタイミングがある(THANANIT/stock.adobe.com)
眼鏡やコンタクトレンズには、買い替えるタイミングがある(THANANIT/stock.adobe.com)

 みなさんは眼鏡やコンタクトレンズを、どれくらいの周期で買い替えていますか。眼鏡やコンタクトレンズには、替え時というものがあるのをご存知でしょうか?

 (1)フレームの寿命がきた・見えにくくなった時 フレームの寿命はだいたい2~3年と言われており、痛んできたタイミングでレンズも交換していくことをおすすめします。使い捨てでないコンタクトレンズも同様に2~3年が寿命といわれています。傷がついたりコーティングがはげてくると、光が乱反射し見えにくくなります。見えにくさが気になった時も作り直しを検討しましょう。

 (2)見えすぎる・きついと感じる時 「見えすぎる」「眼鏡がきつい」と感じるときは、過矯正になっている可能性があります。過矯正の眼鏡で、特に手元を見る時に目が疲れやすくなり、目の負担になりますので、無理せず度数を調整したほうがよいです。

 (3)10代の場合 子供は体の成長に合わせて眼球の大きさや顔の大きさが変わってくるため、度数やサイズがどんどん変化してきます。特に10代までは半年に1度は眼鏡チェックを受け、調整したほうが良いです。

 (4)40~50代の場合 老眼が進む年齢ですので、見えにくくなればこまめに作りなおす必要があります。老眼鏡は強くすると見えやすくなるわけでなく、度が強いほど近くでピントが合いやすくなります。合わない眼鏡を使うと老眼が進みやすくなることもあるので、度数を測って調整してもらいましょう。

 (5)65才以上の場合 急に眼鏡が合わなくなる場合は白内障が進行したり、目の奥に病気が出ている可能性があります。眼鏡を合わせようとしても「視力が出ない」ということになります。視力が下がっている原因を眼科で詳しく調べてもらいましょう。

 白内障や目の奥の手術になった場合、手術後は眼鏡の度数が大きく変わります。無理して眼鏡を作らず、まずは診察を受けることをおすすめします。

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