“太陽の塔の赤ちゃん”が「かわいい」と話題 女性客中心に売り上げ急増

太田 浩子 太田 浩子

 芸術家・岡本太郎が1970年の日本万国博覧会のシンボルとしてた作った、高さ約70メートルの「太陽の塔」。その迫力ある姿は万博記念公園に行けばカメラにおさめずにはいられないですよね。ファンの多い太陽の塔については、さまざまなグッズが販売されていますが、そのひとつがツイッターで紹介されて話題になりました。

 「太陽の塔の赤ちゃん買ったからみんなみて」というハッピーマンボ(@20n0fusube)さんのツイートに7.6万のいいね、1.7万のリツイートがつき、リプ欄には「赤ちゃんいたんですね!」や「めっちゃかわいい育てたい」、「あれは太陽の『父さん』だったのか。」「絶対欲しいやつ…」「私も育てたいけどベランダ狭いしな~」と飼いたい(買いたい)人が続出。

 ツイッターを投稿したハッピーマンボさんにお話を聞いてみました。

 ──小さくなっても顔はそのままというのにインパクトがあります。赤ちゃんを見つけたときどのように思われましたか?

 万博公園の入口の近くにある「エキスポグッズストア」で、「お手玉」として売られていたのですが、見つけた瞬間から「赤ちゃん!」と思っていたので、ずっと「太陽の塔の赤ちゃん」と呼んでいました。一緒に旅行した友達からは完全に無視されました(笑)。

 ──ご旅行だったんですね、太陽の塔を見るのは初めてだったのでしょうか?

 太陽の塔の実物を見たのも、万博公園に行ったのも初めてでした。1週間前から予約して太陽の塔の内部にも入り感動しました。親が岡本太郎のファンだった影響で、小さいころから岡本太郎の作品が大好きです。もちろん太陽の塔も好きで、旅行に行く前からグッズをたくさん買うぞー!と意気込んでいました。

 ──なるほど、好きだからこそ見つけたグッズだったんですね! ツイッターが話題になりました。

 自分の投稿がまさかこんなことになるとは…。「〇〇の赤ちゃん」という感覚が、こんなにたくさんの人に共感してもらえるとは思いませんでした。これを機にいろいろな赤ちゃんがツイッターにあふれかえるといいと思います。

 この「お手玉」を販売する「エキスポグッズストア」の担当者さんにもお話を聞きました。

 ──太陽の塔の「お手玉」はいつから販売されているのですか?

 2018年7月からで、1個1980円(税込)です。ほとんど同じ見た目でひもを引っ張るとブルブルする「ぶるぶる」という商品もあり、2090円(税込)です。どちらも、子どもより大人に人気がありますね。サン・アローという会社が作っています。

 ──意外と以前からの商品だったんですね。突然ツイッターで注目されましたが、影響などありましたか?

 とてもありました! ツイッターで話題にしていただいてからの5日間でこれまで1カ月で売れた個数をゆうに超えています。一般の方がアップしてくださった画像がオンライン上で拡散されたことで、普段のお客様とは別の、比較的若い方、特に女性の方が多く来店されているように感じます。

 ──確かにこのかわいさは、女性のハートをわしづかみですね。赤ちゃんは、クリスマスのオーナメントとしても活躍しそうです。

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