「日本一イケメンな」高1は古風で謙虚 「男子高生ミスターコン」グランプリ目指す

京都新聞社 京都新聞社

 滋賀県の県立高生で、6月に開かれた「高一ミスターコン2019」グランプリに輝いた。「内面をもっと磨き、人間性を高めたい。年上に負けずに頑張ります」。12月に東京で開催される「男子高生ミスターコン2019」を見据え、気を引き締めている。

 主催団体によると、コンテストのコンセプトは「みんなで選ぶ、日本一イケメンな高校生」。高校生の生活習慣に基づき、会員制交流サイト(SNS)を使った審査方法を取り入れ、容姿や発信力、総合力も審査する。

 6月の「高一ミスターコン」最終審査にはSNS審査の各部門トップの8人が出場。ウオーキングや自己PRの結果、栄冠を手にした。主催団体関係者は「今風と古風なところを兼ね備え、アピール力があった」と話す。

 今月中旬からは本選に向けた歌やダンスなどのレッスンのため毎週末に上京。「普通の高校生が味わえない体験ができる。常に自分を律し、謙虚さを失わないように心掛けている」と控え目に語る。

 コンテストは兄(20)と姉(18)が知らぬ間に応募していた。悩んだのがSNS審査に進んだ時だ。「SNSは虚偽を含め拡散力がすごく、怖い部分もある。でも、やるからには頑張ろうと。友達も親も応援してくれた」と振り返る。

 高校は文武両道を目指す生徒が多い大津市内の県立校。陸上部で始めたばかりのやり投げは夏の県ユース大会で8位入賞した。大学に進み、将来は映像や芸能分野に携わりたいとの夢がある。「未熟者なので社会勉強をもっと重ね、これから創造的な活動をしていければ」。滋賀県湖南市在住。

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