日本一、月に近い場所で瞑想!?…地上300メートル・あべのハルカスヘリポートで「満月瞑想ナイト」

山本 明 山本 明

日本一高いビル・あべのハルカスのヘリポートで11月12日、瞑想を行うイベントが開かれた。今宵は年に一度しかない「牡牛座の満月の日」といい、月のエネルギーを強く感じられるタイミングだという。地上300メートル、何も遮られることなく360度広がる大阪の市街地を見下ろしながら、参加者は思い思いに瞑想。日本一満月に近いと思われるビルの最頂部で、神秘的な時間を過ごした。

あべのハルカスの開業5周年とホットヨガスタジオLAVAのオープン15周年を記念して開かれたイベント。同スタジオに所属するインストラクター・江﨑優さんの指導のもと、事前に申し込んでいた30人が瞑想に臨んだ。

この日の夜は見事な満月。19時10分に始まったイベントでは、身体をほぐすため5分ほど簡単なストレッチを行ったあと、20分ほど瞑想に入った。

占星術の観点では、牡牛座の満月は「人生に豊かさを与えてくれる」ともいわれ、参加者は月の力によって願いを叶えられるように、願い事を書いたリストバンドを腕にはめてヘリポートへ。水晶を溶かして作ったというクリスタルボウルをインストラクターが奏でる音が満ちる中、ゆったりと目を閉じて座禅を組んだ。

「あべのハルカス」から眺める月は、自然と都市の美しさを同時に体感できることから、現代を象徴する夜景のひとつとして「日本百名月」に認定されている。月光の中かけがえのない時間を過ごした参加者たちは、とても充実した表情だった。

この日参加した40代の女性会社員は「今日は有休とってきた。非日常の空間で、目を閉じていると意識はあちら(月)へ行っていたような気がする」と話していた。風を遮るものがないヘリポートの体感温度はかなり低いとも思われたが「寒さは感じなかった」という。

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