まるでフェス! 足の踏み場もない噂の奈良国立博物館「鹿だまり」を現地調査した

國松 珠実 國松 珠実

鹿たちがぎゅうぎゅうに集合した様子が「鹿だまり」「まるでフェス!」と、SNS上で話題になっている。この鹿だまりができるのは、奈良市内にある奈良公園。そう、この鹿たちは、おなじみの奈良の鹿たちだ。「彼らは夕方、奈良国立博物館の換気口周辺に集まるらしい」との情報をゲットし、さっそく行ってみた。

夕方5時。鹿せんべいを手に鹿とたわむれる観光客でにぎわう奈良公園も、時間がたつにつれてまばらに。売店も店じまいを始めた。

夕方6時頃、鹿たちが集まっていたのは奈良国立博物館新館の西側の草地。多くの鹿たちがのんびりと、主食であるシノバという草を食んでいる。人が近づいてもかまわず、ただただ草を食み、じっと座っている。この光景を眺める我々も、気持ちが癒されていく。しかしちょっと待てよ。ここは前もって聞いていた「換気口」のある場所ではないぞ。そこで例の換気口のある、博物館新館北側の草地に行ってみる。たしかに鹿はいるけれど、西側よりも少ないので、戻る。

すると日没30分前の6時半頃になって、鹿たちが短いしっぽをフリフリ立ち上がり始めた。半分ほどが移動を開始。向かう先は、先ほど行ってみた新館北側の換気口の辺りだ。すでにそこにいた鹿たちと合流し、たちまち大集団が形成された。

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