「みかん」と「猫用こたつ」 和歌山の鶏肉店が仕掛けた理由

佐藤 利幸 佐藤 利幸

 寒い日はこたつに足を入れてみかんでも食べながらテレビを見る-いや今風に言えばスマホで動画だろうか。そこに愛猫がこたつの中へ。みかん、こたつ、猫…これぞ日本の冬の原風景。こたつ自体置いていない家庭も多いだろうが、そんなモフモフが安眠するシーンを写真に収められる商品が発売中だ。

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 紀州うめどりや和歌山グルメのネットショップ「チキンナカタ」を運営する有限会社中田鶏肉店が14日から「猫と、こたつと、思い出みかん」の販売をスタートした。紀州和歌山みかん5キロに、猫用の段ボール製こたつ、ライトノベル風みかん箱をセットで販売。みかんは、有田みかん、天田みかん、土生みかんの中から1種類(種類は選べない)で、いずれも和歌山県産の直送品だ。

 商品が届いたその日から「こたつ猫」を撮影することが可能。中田鶏肉店は撮影した写真にハッシュタグ「#猫とこたつと思い出みかん」をつけて、InstagramまたはTwitterに投稿するように呼びかけている。このユニークな商品を、なぜ鶏肉店が発売したのか-同社の中田直希専務に聞いてみた。

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 -みかんを発売するきっかけは?

 「和歌山では有田みかんが有名ですが、それ以外の地域で作ったみかんも美味しいです。近年はみかんを作る農家の高齢化が進み、過疎化も進んでいます。地元に活気を取り戻すため、名産品をうまくPR方法はないかとずっと考えていました」

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