【初めての東京暮らし】618人に聞いた 7割超が住まい選びで失敗 「設備に不満」「想像より狭かった」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

この春に地元から東京へと引っ越したみなさんの「上京での住まい探しの実態」はどのようなものなのでしょうか。株式会社LIFULL(東京都千代田区)が運営する不動産・住宅情報サービス『LIFULL HOME'S』が実施した「初めての上京での住まい」に関する調査によると、初めての上京で住んだ街は「三鷹」と「早稲田」が1位となりました。また、初めての上京で失敗したことについては、「設備に不満を感じた」が最多となったそうです。

調査は、都内在住の18歳以上の男女618人を対象として、2024年4月にインターネットで実施されました。

調査の結果、「初めての上京で住んだ街」ランキングは、「三鷹」と「早稲田」(いずれも10票)同:10万3000円)が同率で1位を獲得しました。「三鷹」はJR中央線と総武線が乗り入れ、新宿まで直通で約20分で行くことのできるなど都心へのアクセスのよさが魅力となっています。また、東京メトロ東西線が通る「早稲田」は、学生向けのリーズナブルな飲食店も多くある利便性高い街です。

以降、3位はJR中央線、京王線、横浜線等複数の路線が乗り入れる「八王子」(9票)、4位には「池袋」「国分寺」「石神井公園」(いずれも8票)が同率で並びました。

また、「初めての上京で住んだ街を決めた理由(複数回答)」については、「職場/学校にアクセスしやすいから」(66.9%)がダントツで最多に。以下、「家賃が安い物件が多くあったから」(23.9%)、「友人/知人が近くに住んでいたから」(8.9%)、「友人/知人に勧められたから」(8.0%)、「不動産会社に勧められたから」(7.9%)と続きました。

なお、「初めての上京での住まいの満足度」は平均「66.5点」となりました。そこで、実際に住んだ街を決めた理由ごとに満足度の平均点の高さでランキング化してみると、1位は「趣味等の活動の場にアクセスしやすいから」(76.3点)、2位は「家族が近くに住んでいたから」(74.3点)となりました。

この結果について同サービスは、「初めての土地での生活ではいざという時に頼りになる親族が近くにいることは安心感が生まれ、満足度に繋がっている」と考察しています。

そのほか、誰かに勧められたことで住む街を決めたという人も多く、「家族に勧められたから」(4位/71.6点)、「友人/知人に勧められたから」(6位/67.6点)など、比較的自分にとって身近な存在の人物に勧められて決めたという人の方が、満足度が高い傾向にあることがうかがえました。

最後に、初めての上京での住まいについて「失敗したと思ったことがありますか」と聞いたところ、72.4%の人が「ある」と回答。具体的には、「設備に不満があった」(18.9%)、「想像していたより狭かった」(18.1%)、「間取りが不便だった」(16.5%)、「騒音が気になった」(15.5%)といった回答が上位に挙げられました。

回答者からは、「もっと多くの物件を自分で確認すべきだった」といった声が目立ったほか、通勤電車の込み具合など、「アクセスだけではなく、実際の電車の中の状況まで見ておくべき」「トイレや風呂なしは認識していたが、銭湯などの場所を事前に確認しておけばよかった」などの意見も寄せられたそうです。

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