京都の自動車販売会社で開かれる「水撮影」が人気 カラフル水しぶき、愛車が幻想的に

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 水しぶきが赤や青、黄色のフラッシュ光線に浮かび上がり、幻想的な雰囲気の中で愛車を写真撮影する。そんな催しが、このほど京都の自動車販売会社で開かれた。

 「あなたの愛車と水撮影」というイベント。京都市伏見区の「GRガレージ京都伏見」と、東山区で写真スタジオ運営やコスプレイベントを手がける「京都下鴨茶論(さろん)」がコラボして一昨年から始まり、今回で6回目。今月11日には、抽せんで選ばれた4人が京都や大阪、奈良から愛車とともに集まった。

 主催したGRガレージ京都伏見の長島英紀さん(48)は「このイベントを通して、クルマはかっこいいな、クルマって楽しいなと感じてもらい、ファンをさらに増やしていきたい」と話す。

 撮影を担当した京都下鴨茶論の林忍さん(49)は「水撮影はコスプレでは一般的ですが、車の撮影は日本では多分ここだけでは」と笑う。以前に滋賀県であった自動車レースの会場で、たまたま隣でコスプレのイベントがあり、そこで水撮影を知った長島さんが「車でもできますか」ともちかけたのが、この催しを始めたきっかけだという。

 この日、日没後に作業の手順が説明された後、ガレージのスタッフと参加者が協力してバケツやひしゃくなどを使いタイミングを合わせて水をかけた。一度に1回しかシャッターチャンスはないため、何度も水かけを繰り返した。車の横でコスプレイヤーの女性がポーズをとり、暗闇の中でフラッシュが光った瞬間、カラフルな水しぶきを背景に車が幻想的に浮かび上がった。

 2002年に購入したトヨタ・セラで参加した奈良県斑鳩町の会社員(43)は「撮り方一つで全然違う。あらためで自分の車はかっこいいなと思いました」と話し喜んでいた。

 この催しは5月以降も3回開催予定。GRガレージ京都伏見のフェイスブックやインスタグラムに応募要項が掲載されている。参加有料、希望多数の場合は抽せんになる。

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