【もう無理!】ママ・パパの約2人に1人が育児中に「限界を感じている」…悩みを相談できる人は2割に留まる

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

近年では「孤育」や「弧育て」などと言われるように、子育てを一人で抱えてしまい、悩んでいるママやパパが増えているといいます。小学生以下の子どもを持つ全国の保護者1007人に「子育ての悩み」に関する調査を実施したところ、育児中において約2人に1人が「“もう無理、限界!!!壊れてしまう!!!”と感じた時がある」と回答したそうです。

株式会社コミットグロース(東京都千代田区)が、2023年8月にインターネットで実施した調査です。

はじめに、「現在の育児環境」を複数回答で答えてもらったところ、「自身が生まれ育った市区町村とは異なる地域で子育てをしている(アウェイ育児)」(29.7%)、「ママ友・パパ友がいない」(23.7%)、「1人で育児も家事も行っている(ワンオペ育児)」(20.8%)といった回答が上位に並び、アウェイ育児やワンオペ育児をしている人が多いことが明らかになりました。

続けて、「現時点での育児の悩みとして大きいもの」を複数回答で教えてもらったところ、「子どものしつけ(ついつい厳しく接してしまう・子どもが言うことを聞かない・反抗するなど)」(37.6%)、「養育費・教育費・生活費・貯金等のお金」(37.1%)、「仕事や家事などとの両立」(27.6%)、「子どもの教育(受験・進学・習い事・塾など))(23.6%)などが挙げられました。

そこで、「育児の悩みを相談できる人はいますか」と聞いたところ、23.5%の人が「相談できる人がいない」と回答。さらに、49.3%の人が「育児中に“もう無理、限界!!!壊れてしまう!!!”と感じた時がある」と回答しています。

また、「育児中に限界を感じたときの対処方法」について複数回答で答えてもらったところ、「パートナーや義母実母などの家族に相談した」(40.5%)、「ママ友・パパ友に相談した」(20.6%)、「保育園・幼稚園・小学校などの先生に相談した」(14.3%)など、身近な人に相談した人が多い一方で、およそ3人に1人が「何もしていない」(30.7%)ことが分かりました。

育児中に限界を感じている人が多くいるなか、対処をしていない人が3割いることが分かりました。そこで、「子育ての本音や悩みをどこかに(誰かに)吐露できたら、気持ちが楽になると思いますか」と聞いたところ、79.3%の人が「楽になると思う」と回答。

また、「相談したいと思う相手」について複数回答で答えてもらったところ、「同じ月齢・年齢の子どもを持つ近所(同じ児童館・保育園幼稚園・小学校)のママ友・パパ友」(45.3%)や、「パートナーや義母実母などの家族」(31.9%)に回答が集まりました。

最後に、「今後、将来的に直面するであろう育児の課題」について聞いたところ、53.4%の人が「課題を把握している」と回答。さらに、「最も不安な課題」については、「養育費・教育費・生活費・貯金等のお金」(27.1%)、「子どもの教育(受験・進学・習い事・塾など)」(21.8%)などが上位に挙げられたそうです。

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