戦禍のウクライナで救出された子猫「フェリックス」いったいどこへ?…カナダでの“新生活”を前に行方不明に

新田 浩之 新田 浩之

戦禍のウクライナからは続々と猫が救出されていますが、中には避難の途中で行方不明になるネコもいるようです。カナダのメディア「グローバルニュース」が5月25日に報じた内容によると、ウクライナの首都キーウで救出された「フェリックス」というオス猫が移送中に姿を消し、話題になっているそうです。

フェリックスは、青い眼を持つ純白で短毛のデボンレックスです。報道によると、北米の避難プログラムを通じて、カナダに住む新しい里親の下で暮らす予定でした。

とても小さな子猫だったこともあり、救出時の状態は良好ではありませんでした。上気道に炎症があり、隣国のポーランドからカナダへ飛び立てる健康状態になるまでに約1カ月半を要したといいます。

ようやく健康状態が良好になり、幸せな生活を送れると思いきや、事件は4月26日に発生。フェリックスは他のネコと同じ箱でカナダ・ハミルトンにあるジョン・C・マンロ空港から東海岸のハリファクスに移動していた”はず”でした。ところが貨物機が到着すると、フェリックスは姿を消していたのです!

フェリックスはポーランドからカナダ・トロントへ移動し、その後4月25日に貨物便会社にフェリックスを送り届けたところまでは確認されています。貨物航空会社も必死にフェリックスを探しましたが、まだ発見にはいたっていません。現在のところ箱から脱走した可能性が高いと見られています。

 

Facebookページ「Lost and Found Pets in Hamilton Ontario」ではハリファクスのあるノヴァ・スコシア州の動物レスキュー隊、クリステン・ヤンセンさんがフェリックスの情報を求める記事を投稿しています。それによりますと、フェリックスの無事な帰還、または発見につながる重要な情報の提供者に1000カナダドルの報酬を支払うと書かれています。

クリステンさんにお話を伺うと、6月25日現在あらゆる手を尽くして探したものの発見にはいたっていないということ。「フェリックスに関するニュースが拡散すればするほど、発見の可能性も高くなるのでは」というコメントを頂きました。

もしこの記事を読んで心当たりのある方はクリステンさんへFacebook投稿を通じてメッセージを送信できます。フェリックスが見つかるよう、日本から心ばかりの応援をしたいと思います。

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