人気駅弁「ひっぱりだこ飯」がドライカレーになった 社内の雑談から生まれた「たこ壺カレー」

金井 かおる 金井 かおる

 神戸の老舗駅弁メーカー淡路屋(本社、神戸市東灘区)は1月7日、名物駅弁ひっぱりだこ飯の新商品「たこ壷カレー」を発売します。

 お弁当の中身はドライカレーに同駅弁シリーズではおなじみの真ダコの旨煮をトッピング。定番の陶器製のタコつぼの器はカレーに合わせた薄茶色。ツボの表面と掛け紙にデザインされたタコのキャラクターは頭にターバンを巻き、エスニックな雰囲気を盛り上げます。

 Twitter上ではさっそく「えっ、今度はカレーだと?」「新年早々、攻めてる」「タコがターバン笑」など、注目が集まっています。

 同社担当者は「少し甘めの出汁で炊きあげたミンチを程よいかたさのドライカレーと合わせ、その上に定評ある真ダコの旨煮を盛り付けました」とし、「スパイスとタコの香りが絶妙なバランスで口の中に広がり、お子さまからお年寄りまで幅広く楽しんでいただける旨辛の新しいジャンルのひっぱりだこ飯に仕上がっています」と自信を見せます。

 しかしなぜカレーを?

 きっかけは社内での雑談だったそう。ひっぱりだこ飯のツボを眺めながら「タコの頭に何を被せたらユニークか?」と話になり、試しにターバンを描いたところ、あまりの似合いっぷりに企画がスタートしたといいます。

 「冗談からスタートした企画ですが、 異国情緒あふれる神戸の駅弁屋として、カレー作りには真剣に取り組み、神戸と明石の融合、兵庫を代表する駅弁を目指しました」(同社)

 税込1200円。販売場所は淡路屋各店(新神戸、神戸、西明石、芦屋、三ノ宮駅弁市場、神戸阪急、神戸大丸、西神中央、阪神梅田、大阪高島屋、高槻阪急、川西阪急)限定。

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