劇場版「鬼滅の刃」レイティングはPG12 全年齢鑑賞可、ただし12歳未満は保護者の助言・指導が必要

黒川 裕生 黒川 裕生

吾峠呼世晴の人気漫画「鬼滅の刃」をアニメ映画化した「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が10月16日に公開されるのを前に、5日18時、上映区分が「PG12」に決まったことが公式サイトで発表された。12歳未満は保護者の助言、指導が必要だが、誰でも見ることができる区分。実は小学生の間では以前から「自分たちは年齢制限のせいで映画を見られないのではないか」という噂がまことしやかにささやかれていただけに、胸をなで下ろしたファンも少なくないのではないだろうか。

筆者が現役小学生から年齢制限の話を聞いたのは9月末だった。「子供もターゲットの作品で、さすがにそんなことはないのでは」と半信半疑で検索してみると、確かに「小学生は見られない?」「年齢制限はデマ?」などの憶測記事が複数ヒット。多くの人たちが関心を寄せている様子がうかがえたが、いずれも公式の見解は踏まえていないようだった。

実際どうなっているのか確かめようと、10月1日以降、配給のアニプレックスに何度も問い合わせてみたのだが、「担当者不在」で確認することができなかった。5日に正式発表されたことから、先週の時点ではレイティングが確定していなかったのかもしれない。

ちなみに映画倫理機構(映倫)によると、PG12は「12歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要」という区分。映倫のサイトには「この区分の映画で表現される主題又は題材とその取り扱い方は、刺激的で小学生の観覧には不適切な内容も一部含まれている。一般的に幼児・小学校低学年の観覧には不向きで、高学年の場合でも成長過程、知識、成熟度には個人差がみられることから、親又は保護者の助言・指導に期待する区分である」と記されている。

一方、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の公式サイトは「年齢に関係なくどなたでもご覧いただけます。12歳未満の方は保護者の助言・指導が必要です。是非、多くの方にご覧いただければ幸いです」としている。

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TVアニメ版の“竈門炭治郎 立志編”に続く物語「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は10月16日全国公開。入場者特典として描き下ろし漫画などを収録した「鬼滅の刃 煉獄零巻」が配布される。

◾️映画公式サイト https://kimetsu.com/anime/

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