「何かの間違いじゃ…」レジで驚愕、職場でモロかぶり…愛ある「ユニクロあるある」が共感必至

広畑 千春 広畑 千春

 最近ではエアリズムマスクの発売に全国でものすごい行列ができましたが…今や老若男女問わず、日本人の国民的衣料品ともいえるユニクロ。それを愛するユーザーならではの、分かり過ぎる「あるある」がSNS上で話題になっています。

 投稿したのは、ツイッターやインスタグラムなどで、漫画「毎日でぶどり」を連載しているイラストレーターの橋本ナオキさん。今月21日に投稿した「ユニクロでありがちなこと」には、

「ひとつひとつが安いので、なにかの間違いじゃないかと疑うぐらい合計金額が高く感じる」
「モデルさんがスタイル良すぎて同じ服を着ているとは思えない」
「デザイン性のある服を買ったら街中でめちゃくちゃカブる」

…と、もう、誰もが一度は経験しているんじゃないかと思うネタばかり。リプライには「デザインが気に入ったポロシャツ、職場で3人かぶった」「合計金額1万円超えたら敗北感」などのほか、「値下げを待っていたら欲しいサイズは売り切れ」「久しぶりに行くとレジがなくてドギマギ」など、こちらも思わず頷いてしまう「あるある」が寄せられています。

 橋本さんによれば、これまでに投稿した「ありがちなこと」シリーズはなんと、累計200本ぐらいに上るそう。つい先日の「マリオカートでありがちなこと」(壁を走ると体が傾く…とか)「方言でありがちなこと」(漫画に地元の方言が出てきたらところどころに違和感を感じる…とか!)など、投稿するたび多くのネット民たちをあるある沼に巻き込んでいます。

 ――にしても、よくネタ切れしませんね。

「基本的に自分の実体験を描いているので、ネタ切れしかけることはしょっちゅうですが、日々ネタに使えそうなことをメモっているのでなんとかペースを落とさずに済んでいます。まれにインスタグラムで部活動などのあるあるネタを募集したりすることもありますし、知人が描いてほしいネタを送ってきてくれることもあります。今までで一番反響があったのは今年2月に投稿した『出不精(外出嫌い)にありがちなこと』です。ツイッターでは16.3万いいねを頂き、インスタでは台湾語に翻訳されるなどたくさん共感して頂きました」

――台湾でも!!外出嫌いの気持ちは世界共通なんでしょうか(笑)にしてもなぜ、「ありがちなことシリーズ」を始められたんですか?

「2018年1月から『毎日でぶどり』のアカウントを作って、毎日更新を始めたんですが、半年くらい経過したときに『ストーリーが進むと初見の人がついていきづらくなる』と思ったため、初めて見た人でも楽しんでもらえるようにと思って始めました。共通点を見つけて楽しんでいただければ嬉しいですね」

 そんな橋本さんは、大学卒業後、東京のIT企業でシステムエンジニアとして勤務したものの「イラストやデザインがやりたい」と気づき、さらにはある時期に終電帰りが続いたことで働き方に疑問を抱き約1年半で退職し、グラフィックデザインを学んだ後、フリーランスに転向しました。連載する「毎日でぶどり」では、既存の価値観ガチガチの“社畜”ニワトリ「でぶどり」と後輩で常識にとらわれない“ミレニアル世代”の「でぶひよ」や、彼らを取り巻く様々なキャラクターが織り成す「サラリーマン鳥生模様」は、そのゆるさに癒され、くすっと笑えつつも、世の中の「当たり前」を疑うシュールさを描き、大人気に。書籍化もされています。

 毎日更新というとてつもない作業も、「きっかけはそれまで物事を長く続けられた経験がなかったので、自信をつけるためや実績作りのためでした。でぶどりを選んだのも、元々LINEスタンプ用に作ったキャラで描くのが簡単だったからです」。それでも「最初は続けることだけが目標だったのですが、楽しみにして下さる方が増え、その声がモチベーションにつながっています。今やもう習慣になってしまったので続けること自体の苦労は少ない半面、待って下さる方を思うと下手なものは描けないというプレッシャーもありますね」と橋本さん。「ストーリーの方でも鳥たちが様々な働き方を通して成長していく姿を描いています。そちらもSNSで公開しているのでぜひご覧ください」と話してくれました。

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