使い捨てマスク 正しい使い方を復習…洗って再利用していいの?交換タイミングは?オモテとウラの違いは?

平藤 清刀 平藤 清刀

どうやって付けたり外したりすればいいの?

マスクには正しい着け方と外し方があって、廃棄方法にも衛生上の観点からおすすめの方法がある。

〔着け方〕

鼻から顎までしっかり覆うことが基本。プリーツタイプは、下端を顎まで引っ張って伸ばす。ノーズワイヤーを鼻筋に沿って曲げる際には、着ける前にあるていど形を作っておくとフィットさせやすい。最後に紐を耳にしっかりかけて、もういちど鼻の形にフィットしているか、隙間ができていないかをチェックする。

〔着けている最中&捨て方〕

ウィルスを含む飛沫(唾液など)が付着している可能性があるので、表面は汚染されているという前提で、使用中、外すとき、処分する際には手を触れないこと。そしてマスクを触った手は速やかに石鹸で洗い、アルコール消毒することが望ましい。

高橋さんによると「顔とマスクの間に隙間があると、そこからウィルス飛沫が侵入します。マスクはしっかりと顔に密着させてください」とのこと。

使い捨てマスクを交換するタイミングは?

マスクを着けて出かけたのはいいが、1日中着けていても効果は薄れないのか。特に使い捨てタイプだと、どれくらいで取り替えたらいいのか判断に困る。

不織布の使い捨てタイプは、1日1枚が目安とされている。しかし衛生上の観点から、たとえ短時間しか着けていなくても、一度外したマスクは再び着けないことが望ましいという。また長時間着けていると、吐息でマスクが湿って雑菌が繁殖する。湿りを感じたり、臭いを感じたりしたら取り替えよう。

使い捨てマスクを洗って再利用してもいいの?

私たちが日常最も多く使う家庭用マスクの素材には、ガーゼタイプと不織布タイプがある。ガーゼタイプはフィルター部分に綿織物を重ね合わせていて、繰り返し洗って使うことができる。一方、家庭用マスクの総生産数の9割が不織布でできた使い捨てマスクだ。

マスクが手に入りづらいため、不織布タイプを洗ったり煮沸消毒したりして再利用する方法が一部ネットで紹介されている。しかし高橋さんによると、「使えないことはないけれど、もとの機能は再現されません。(乱暴な言い方になりますが)使わないよりはマシかもしれませんという程度で、お勧めはしません」とのことだ。

マスクにもオモテとウラがある?

マスクにもオモテとウラがある。一般的には紐が取り付けられている側がウラ(内側)に見えるが、実は逆。着用する際はこの面を外側にする。紐が外側からマスクを押さえる格好になって、密着度が増すからだ。

ただし、メーカーによってはその逆もあるから、いちばん確実に見分けるにはパッケージの説明をよく読むこと。

※参考・画像提供 一般社団法人・日本衛生材料工業連合会 http://www.jhpia.or.jp/index.html

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